2016/07/04

モニタ-(BenQ FP91G+)の修理

PCの電源を入れたらモニターが映らない。モニターのスイッチを押し直しても反応なし。スイッチの所にあるLEDも点灯しない。


接続と通電の確認

  •  電源ケーブルがきちんと差し込まれていることを確認。 
    • 電源ケーブルがコンセントから抜けかかっていたり、モニタなどの機器に十分差し込まれていないために機能しないことはよくある。
  •  電源ケーブルを交換してみる
    • ケーブルが断線している事もある。”LANケーブルが断線してインターネットに接続出来ない。”なんて事もあった。
  •  別の電通しているコンセントに差し替える。  
    • コンセントに電気が来ていない事もある。”別のコンセントに差したら動いた。”なんて事もめずらしくない。
接続と通電には問題なかった。 LEDも消えているので、故障は電源部周辺と考えられる。 


モニターの分解

  1. 全てのケーブルを外す。                            
  2. 背面のカバーのを外す。
    1. モニターのスタンドを取り付けているネジ2本
    2. そのスタンドの下にあるモニターのネジ1本とその他のネジ4本(2本は隠しネジ。)
    3. モニター下部の凹みからマイナスドライバーを使ってカバーを外す。
  3. 基盤類を被っているアルミカバーを外す。
    1. 液晶ディスプレイと基盤を接続しているケーブルを抜く
    2. VGA端子とDVI端子の両脇にあるスペーサーを外す。
やはり電解コンデンサーのうち2つが膨張している。(基盤から取り除いた後撮影しました。)
これを交換する。


コンデンサーの交換

  1.  2つの基盤を接続しているケーブルを外し、電源基盤(左)を留めているネジを外す。
  2. 膨張している2つのコンデンサーを取り除く。
  3. 新しいコンデンサーをハンダづけする。

モニターの組み立てと通電

分解とは逆の順番でモニターを組み立て直すし、ケーブル類を接続して通電する。組み立てる前に通電する場合には高電圧に注意!(参照:1)

映りました。修理完了。 


修理について

今回は電解コンデンサーが膨張していたので、交換したら元通りに動いた。他にも
  • セラミックコンデンサーが焼ける
  • トランジスターが破損
  • ヒューズが飛ぶ
などの例があるようだ(参照:2、3)。目視で確認できない場合、テスターを使って各素子を検査する。また、ディスプレイやバックライトが破損したような場合、修理可能かどうかがポイント。部品交換の場合には費用がかかる。


参照 

1. Monitor oder Fernseher reparieren
2. パソコン液晶パネル修理
3. 液晶モニター dell S2209Wの分解修理
4. 不良電解コンデンサ問題
5. RDT232WX 修理3パターンの紹介